プラナロム社と健草医学舎
プラナロム社の蒸留植物は、自生植物で自然栽培(植え込み後は自然にまかせ、水や肥料は施さない)を主として行っています。
しかし偏西風や季節風の影響で、農薬が飛来し汚染されることもあります。
そのため、健草医学舎では、農薬に汚染されていないものを輸入するためにロット毎の精油サンプルを取り寄せ、主に使用される農薬29種類のチェックを行います。
その結果をプラナロム社にも報告しております。
過去に農薬(ダイアジノン、クロルピリホス)が検出されたこともありましたが、確認の検査をしたことにより、そのような精油を輸入せず検査をクリアし安全が確認できたものだけを輸入することができました。
また、人間が行っていることですからミスが起こりうると考えています。
プラナロム社が香りが似ているラベンダー・アングスティフォリアとラベンダー・スーパーの中身を間違えて瓶詰した場合も、健草医学舎では芳香成分を調べることでミスに気づくことができました。
健草医学舎では、海外のメーカー任せにせず、日本国内再検査を行うことで、より正確に安全な商品をお届けできると確信しています。
プラナロム社のケモタイプ精油
アロマテラピーに利用できる精油は、100%天然でなければなりません。
精油に含まれる200〜300種類といわれる成分全体を利用することが大切です。
特定の成分だけを抜き出したり、別の植物の精油と混ぜたりしていないか、又は農薬などの有害物質が混入していないかを調べるためにガスクロマトグラフィーなどの非常に精密な分析機械を使って成分を分析し、そのデータを公開していることがケモタイプ精油の条件です。
結果として、アロマテラピー(植物療法)に必要な成分が、確かに含まれていることを確認することが出来るのです。
プラナロムのケモタイプ精油には必ず学名を明記しています。
また、植物は生育する土壌や気候風土などの自然環境により成分バランスが大きく変化する場合があります。
そこで、生育地や蒸留地を表示しています。
昨年採れた精油と今年採れた精油、栽培地の違う精油を混ぜたりすることの無いよう蒸留年月とロット番号を明記しています。
プラナロム社とは
プラナロム社は1980年にピエール・フランコム氏によって設立された、アロマテラピー専門のケモタイプ精油を栽培して販売する会社です。
ピエール・フランコム氏は精油のケモタイプ種、つまり成分分析を行い含有成分により分類をする、「化学種」という概念の重要性を化学的に証明して、現代アロマテラピーへと発展させ成功へ導いた偉大なアロマテラピー研究者の一人です。
実際にケモタイプ概念が明らかにされたことにより、ケモタイプ精油を使用するアロマテラピーによる成果に対して、医学的にも確実性のあるものだということが証明されてきたのです。
ケモタイプを特定して使用しなければ曖昧さしか残らず、論理的帰結も得られずに治療を行うことができなくなります。
反対にケモタイプの概念を正しく習得すると、従来の医学と共に治療を行うことが出来るようになります。
プラナロム社の提供するケモタイプ精油の品質と、アロマテラピーの正確な知識を持つことで、現代医学と同じ投与方法と薬量方法に従って治療を行う、アロマテラピーという正真正銘の医学に行き着くことができます。
アロマテラピーの歴史は、ガットフォッセ(現代アロマテラピーの父と呼ばれる人物)に始まり、バルネ(アロマテラピーの普及に貢献した人物)たちが意志を引き継ぎました。
プラナロム ケンソー シリーズ一覧